バリアフリー情報は『タビマエ』に。タビの安心はまずトイレから。
2018/12/05
バリアフリー観光を推し進めていくのであれば、よっぽどの覚悟で臨まなければならない。
障がいのある人、足腰の弱い高齢者の方、パッと見は健常者?と、思われるような目には見えない障がいを抱えてる人(人工肛門の人とかね)。ほど、自分がこれから行く観光地の情報は必要。
特にトイレ。
社会生活を送る中で、排泄は誰にでもあることで、万が一お漏らししたとなれば、恥ずかしさの極みであることは容易にわかる。
旅先でどこにトイレあるかなーと、探すのはもはや茶飯事。なので、自分は交通手段として、公共交通機関を利用するのが苦手。
(自分のお腹がユルいのもあるし・・・)
自分の好きなタイミングで移動できないってのもあるし。
せっかちで思いたったらすぐ行動!で、
考えなしに動きはじめてしまうタイプであるため、自分の行動範囲にすぐトイレなどがないと不安でしょうがない。
だからだいたい移動手段は車。
出張で新幹線などを利用するときは凄い早起きして、大腸をからっぽにする。
という表現が正しいのかわからないけど、便意をシャットダウンさせる。
と、
健常者と分類される自分がそうなのだから、
障がいのある人などもっと情報が必要であろう。
観光地や観光スポットに置かれているガイドブックや観光案内マップなどを見て、疑問に思う外国人旅行者は少なくない。
なぜか。
もう観光地に来ているのにそのガイドブックなどにはそこに来るまでの地図などが載っているからなのだという。
もう来ているのになぜこのガイドブックにはここまでの行き方が載ってるの?
だったら建物の歴史やその文化背景などの説明を載せてくれてるほうがよっぽど為になる。のだという。
確かにそうだ。
100歩譲って地図などを載せるのなら、そのガイドブックの置くべき場所はその観光地ではない。
空港でもない。もはや来ている。
ガイドブックを観てよっぽど魅力溢れるガイドブックなら当初の目的地を変えて、来てくれるかもしれない。
でも、だいたいの旅行客は来る前にだいたいの行程や行き先を決めてしまっている。
インターネットで調べて、ブログやトリップアドバイザーなどの口コミを調べ、行き先を決める。
日本から海外へ行く時もそうじゃないですか?
LCCチケットをExpediaで予約して、Airbnbで宿を見つける。
空港に到着するとフリーSIMを購入し、インターネットに接続。
Uberで街に移動して、SNSで繋がった現地の仲間と交流。
夕食のレストランはYelp!で検索して、いいお店が見つかったらOpenTableで予約。
Voyaginで現地ツアーに申し込み、旅の驚きはその都度Twitterでつぶやき、素敵な写真はInstagramにアップ。
一日のまとめはFacebookに投稿し、家族とはLineで連絡を取り合う。
こんな感じじゃないでしょうか。
障がいを抱えてる人も『タビマエ』に一定の自分にとって必要な情報はインターネットで下調べをしてから来ます。
その『タビマエ』の下調べにいかほどのわかりやすいバリアフリー情報が載っているんだろう?
多目的トイレがある・ないくらいの情報はあると思う。
ではどんな多目的トイレなのか、そこまでの道のりは車イスユーザーオンリーで自走できるのか否か。
写真を掲載しているところも増えてきている。
それでもまだまだ足りないと感じる。
自分自身の活動でもあるのでやれる範囲で情報更新していく。
そこで昨年から自分のスマフォに取り込んでいたバリアフリー情報アプリ『wheelog』。(ウィーログ)
使い方が今ひとつわからず、放置してしまっていたが、
つい先日、
ついに使い方をわかりやすき説明してもらえる機会があったので参加してきた。
街歩きをしながら、自分の暮らす町のバリア(障がい)について考え、発見し、情報をその都度、アプリ内に更新していくというもの。
北国、特に雪の多い地域にはあたりまえの『流雪溝』も、車イスユーザーからすると、危険地帯。
前輪の小さい車輪がうっかりしてると溝にはまって事故につながる恐れがある。
走行時には気をつけないといけない。
実際に地元の高校生が試乗した車イスで溝にはまってしまい、あわや!という場面があった。危ない危ない。
その模様についてはまた別に機会で。
バリアフリー観光をしてもらう立場で考えてしまうと、見えない考えないことが意外に多いことに気づく。
本当に必要な人は誰なのか。
いつ必要としているのか。
どこでどんな状態でその情報を探しているのか。
そこにしっかりとわかりやすい、かつ思わず行きたくなるような魅力的な情報がないといけない。
町に来てから知るのではなく、
町に来るマエ。
タビマエに知れるバリアフリー観光情報がますます必要。
車イスユーザーのためのバリアフリー情報アプリ『wheelog』についてもまた違う機会に(^_^)
ではでは。
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